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可愛がる事・甘やかす事

娘が以前通っていた中学校の友人・ジュリアの母親から電話があった。

娘が転校した後も変わらず親しく付き合っていた友達の一人で、
挨拶やお勉強は出来ないけれど、気だての悪い子ではなかった。

先日の朝、
ジュリアは我が家へ遊びに行くと言って、家を出たらしい。

携帯電話の電池切れで連絡の取れなくなったジュリアは、
夜の9時を過ぎてようやく帰宅し、すぐ部屋に籠った。

そして翌々日になって、
「実際は《Facebook》で知り合った少年へ会いに、
超特急列車のTGVで、往復400kmの旅をして来た。」
と母親に告白したと言う。

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ジュリアのママンが肺がんと闘病中なのは知っていた。

暫く症候状態を保っていたけれど、つい最近再発し、
現在は重い抗がん剤治療を受けている事も知っていた。

天から地へ落とされたような気分です。
病魔と闘う母親はこう語った。

闘病に体力も精神力も奪われて、
ひたすら子供達を信じ、自由にさせてきた。

欲しがる物は与え、
行きたがる所へは連れて行き、
嫌がる事はなるべく避けた。

子供達の喜ぶ顔を心の支えにし、
ジュテーム、ママンの一言で元気が出た。

でも最近のジュリアは、
具合が悪いママンは、
何でも言う事を何でも聞いてくれる優しいママン
具合が良いママンは、そうじゃない意地悪なママン
と言って、罵るのだそうだ。

可愛がるつもりが、甘やかしていました。
と、ジュリアのママンは泣いていた。

弟のステファンが母親思いに育っているのはせめてもの救いだけれど、
私は返す言葉も見付けられずに、ただ黙って聞いていた。

ママンの気持ちがジュリアに伝わりますようにと祈りながら...



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| パリの子育て | 14:39 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

No title

私も一人のママンとして、この記事には胸がつかえてしまいました。

健康でない自分を申し訳ないという思いでジュリアンを甘やかしてしまったママンのきもちもわかるし、無理をして自分を自由にさせてくれいる、その優しさに逆に苛立たしさを感じてしまう、ジュリアンの気持ちもわかります。

ジュリアンは、いつものママンでいてほしい、ただそれだけなのかもしれない。でも、それがママンには今は苦しいこと、ジュリアンだって本当は分かっているんだと思います。

二人の心の葛藤を思うと、涙が止まりません。

何よりも、ジュリアンも、ママンも、お互いのことを信じていてくれれば、と願うばかりです。

| ママンのきもち | 2012/03/08 03:08 | URL |

Re: No title

ママンのきもちさん

私も本当にそうであってほしいと願います。

「モモ(娘のニックネーム)と一緒。」と聞けば安心していたけれど、
ジュリアの言う事が半分以上嘘だった事が分かった今は、
ジュリアが一緒にいる人はモモではない事を承知していたい。
と言う理由でうちの娘はジュリアのママンから、
もうジュリアとは連絡を取らないよう頼まれました。

まだ14歳の女の子・ジュリアが、
インターネットを通じて知り合ったまだ見ぬ彼氏へ会いに、
自宅から200km離れた所まで出掛けて行ったという事実には、
私達も大変ショックを受けました。

怖い時代になりました。

| pcommeparis | 2012/03/08 12:50 | URL |

No title

辛いですね。
ジュリアは、いつか必ずママンの気持ちを理解できる時がくると思いますが、
それが早い時期であることを祈るばかりです。

| aries | 2012/03/09 23:45 | URL |

Re: No title

ariesさん

本当に。。。

ジュリアのママンの話しを聞いていて、私も涙が出ました。
今はただ、ジュリアが一日も早く、
ママンの愛の形を分かってくれるように祈るだけです。

| pcommeparis | 2012/03/10 11:34 | URL |















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