パリで暮らそう ! パリジェンヌへの道

パリ在住28年、国際結婚・ハーフの子育て・パートタイムのお仕事に奮闘中の管理人。パリジェンヌへの道は果てしない。

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さよなら



「Au revoir」の和訳は「さようなら」。
どちらかと言えば「また会う日まで」の意味だけど、一般的には「さようなら」。

でも私は、
さようなら
という言葉が嫌いだ。

かなり前にパリの某和食材店で、買い物をして店を出ようとしたら、レジの日本人に「サヨナラ~」と言われ、違和感を覚えた。

こういう時フランスでは「Au revoir」と言うけれど、日本ならお客さんに「さようなら」は言わないよね。

幼稚園や小学校でも「先生さようなら」のご挨拶をする割りに、実生活の中での使用頻度は、極端に少ないような気がする。

そもそも、恋人から「さよなら」って言われたら、大概の人はショック受けるぞ。

フランス人が「Au revoir」を言う場面で、日本人は臨機応変に言葉を使い分ける。
「御免下さい・御機嫌よう・お疲れ様でございました・有り難うございました・失礼致します・行って参ります・行ってらっしゃいませ etc…」

嗚呼、日本語って美しい。

この先は突如重苦しい内容になるので、折りたたみます。
年末年始の華やいだ気分壊すこと間違いないので、続きの Read More を開く際はご注意下さい。



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今月16日、日本の父が亡くなった。

私が実家に到着した時は、もう逝ってしまった後だったけれど、永遠に眠る父は、本当に嬉しそうな顔をしていた。

4年前寝たきりになった父の、頭脳の方は非常にはっきりとしており、赤ん坊同様に扱われて誇りを傷付けられる姿が痛々しかった。
本人も、こんな身体で生きるのは嫌だと、一日も早い死を望んでいた。
それだけに、お迎えが来た時の父の喜びがよく分かる。

今年は何度も帰国したので、最後に会ったのは11月。

その時、パリへ帰る日の朝に、枕元で「行って来ます」を言った私に、
サヨナラね。
と父は答えた。

いつもなら「身体気を付けろよ」とか「皆に宜しくな」と言うのに、「サヨナラ」だなんて、父は自分の寿命を知っていたのだろうか.....。

父に言われたサヨナラに狼狽えた私の中で、父の死に対する覚悟は出来た様に思う。

生きている父に言う機会は、永久に失われてしまったのだけれど、父の亡骸には「ここで一旦サヨナラね」と言って、この世でのお別れをした。

それにしても、パリから日本は遠い。
パリに暮らす事が親不孝だとは思わないけれど、9732kmの距離以上に、遠く感じる。

••••••••••••••••••••••••••••••••••••

ここまで読んで下さった皆様、
最後までこんな話にお付き合い下さって、ありがとうございました。

今はまだ、自分の悲しみに負けていますが、幸せに逝った父の為に、喜んであげたい気持ちもいっぱいです。

年が明けたら又、パリ発面白情報+ヒルトン情報をお届けしますので、今後もどうぞ、宜しくお付き合いをお願い致します。

2014年12月末 パリのアパルトマンにて
P comme Paris

| 国際家族 | 12:12 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

お別れはほんとに辛い。
いつまでも親でいてほしい、娘でいさせて欲しいと思えど、年をとってくると生きていくのも辛いことが増えてきて...
お父様の嬉しそうなお顔が救い。
時が一番の薬というけれど、パリで暮らすpcommeparisちゃん、日本時間は停まったまま。
また帰ったときに引き戻されちゃうかもね。
でも、まだお母様がいらっしゃる!
pcommeparisちゃんを必要として下さる!
お嬢さんもいらっしゃるし。
これからお父様には天国で見守っていただかなくちゃね!
また会える日はまだまだ先!!!
ちなみに、四十九日の納骨後が家の中から祭壇もなくなり、あれも寂しいのよ...
それまでは、「今日は日本酒、明日は白ワイン」なんて調子で、お父さんに飲むことの許されなかったアルコールを日替わりで出したりで、お父さんの面倒を見ている気分だったのに、それもなくなっちゃってね...

| 愛されている妻 | 2014/12/29 12:41 | URL |

v-282 妻さま、

四十九日に、お骨がお墓に入るだけじゃなくて、祭壇もなくなってしまうのは、想像するだけで寂しいね。既に、そこに寝ている筈の父の姿がない事で、実家は空っぽに感じられるのに…。
でもね妻さま、私は父に最高の親孝行はひとつ出来たの。それは、父を見送れた事。親より長生きする事は、何よりの親孝行だから、それだけは達成出来て良かったと思ってる。

| pcommeparis | 2014/12/30 23:37 | URL |

言葉がありません…
pcommeparisさんの綴られる言葉のひとつひとつが沁み入ります。
「サヨナラ」を受け取るには、本当に決意がいりますね。
お父さまのご冥福を心よりお祈りいたします。

| 麻 | 2015/01/03 22:40 | URL |

v-233 麻さま、

メッセージ、ありがとうございました。
昨年は無理をして、日本へ何度も帰国したけれど、今から思うとそれでも足りなかったくらいです。
それにしても、今回の旅ほど、日本が遠く感じた事はありません。
ドラえもんのどこでもドアが欲しくなりました。(笑)

| pcommeparis | 2015/01/05 12:59 | URL |















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